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「改竄 熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン」
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大変ご無沙汰しました。久々のカンゲキ日記です。
4月11日(土)、12日(日)に、つか芝居の思い出のホール「イムズホール」でか公演する「改竄 熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン」を新宿の紀伊国屋ホールで見てきました。  
若いキャストで再演するのでどういう感じになるのか、不安と期待。この作品は私にとって、かなり思い出も、思い入れも深い作品です。1993年東京両国のシアターX(カイ)でつかこうへい8ヶ月連続公演のうちの一つの演目で、モデル出身の阿部寛が初めて出演する舞台でした。今や人気実力ともにトップクラスのあの「阿部ちゃん」です。初演の時ははっきり言ってそこまで上手い、という感じではなかったですが、それから毎年5年間旅公演も含め実施し、 毎年、阿部ちゃんが成長していく過程も観れ、あらすじは分かっているのに毎回公演を見るのが楽しい舞台でした。それが今回この若い彼らが演じてくれるという。
 比較する気持ちは全くなく、意外と素直な気持ちで見ることができました。終盤に差し掛かるシーンでHKT出身の兒玉遥のセリフについホロっときてしまう自分がいました。芝居は四人の壮絶な台詞バトルで進んでいきます。多分役者は一時も気の休める場面はないでしょう。つか芝居は誰も気を抜ける瞬間はありません。荒唐無稽な話の展開なのに、ついその物語に入り込んでしまうので、山口アイコ、いや、兒玉遥のセリフで涙してしまいました。それが嬉しくもあり、恥ずかしくもあり、また大変楽しくもあり、の大感激の舞台でした。
 4月イムズホールで、それを体感してください。芝居は見るしか伝わらないのです。
追伸
4月4日(土)朝8:30からFMフクオカのインタビュー番組「プリズム」に、このお芝居の話で私がゲストとして出演しますので、気が向いたらお聞きください。