劇団きらら40周年リーディング企画

「40祭(よんじゅっさい)」

劇団きらら プロフィール
1985年に代表池田美樹を中心に結成。以降、熊本市を中心に活動。
一貫して代表池田美樹のオリジナル作品を上演。作品の多くは作・演出を担当する池田が現代社会に着想を得たもので、近年は中高年にスポットを当て、病気や失職、遺産分配など「大人ならではの悩み」をユーモラスに描き、独自の視点で現代劇を数多く生み出している。コートハンガーや脚立・箱馬などを見立てで使い、役者の口三味線やマイムでさまざまな空間を作り出す演出が特徴的。
また、演劇をツールとして活用した“自己表現ワークショップ”も展開中。ゲーム形式で楽しみながらコミュニケーション能力を培い、自己表現力を高める内容が企業や学校、生涯学習の分野で好評を得ている。

「40祭(よんじゅっさい)」とは
劇団きらら、おかげさまで40周年!
そこで40年前(!)の旗揚げ作品を含めた過去作品のリーディング公演を開催いたします。まったくの自画自賛になりますが、「40年間、休むことなくオリジナルの公演をしつづける地方劇団」というのも、なかなか珍しいのではないかと思います。
出演はきららメンバーに加え、過去作品に客演してくれた方々など。下記【A】【B】2種類の作品を交互にリーディング上演します。
40年分のポスター・チラシなど印刷物の展示も行います。
40周年の変遷を楽しむおまつり、是非にご来場ください。

【A】本公演作品(抜粋)
40年間の本公演作品43本から6本をピックアップ。「作品の冒頭のみ」をリレー形式でお届けします。作風の変遷をお楽しみください。
◎作品
「石炭伝説」(1985.12)「楼蘭眩想~たくらみたくらむタクラマカン~」(1987.8)「うそうそ。~世にもふらちな二枚舌~」(1998.5) 「野性の沸点」(2001.3)「ぼくの、おばさん」(2014.11)「ガムガムファイター」(2015.11)
◎劇団きらら 池田美樹・オニムラルミ・宗 真樹子
◎客演 有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)・磯田 渉・たろまるようた(劇団「市民舞台」)・手島 一・富士咲ジョー・森岡 光 ほか

【B】二人芝居「なまえ」(全編)
1999年4月上演の番外公演・二人芝居
◎出演
森岡 光・池田美樹(劇団きらら)


公式HP
http://www.gkirara.com/next.html

きらら年表
http://www.gkirara.com/history/


日時
6/28(土) 11:00【A】
13:30【B】
16:30【A】
19:00【B】
6/29(日) 11:30【A】
14:00【B】
会場 熊本市 ギャラリーキムラ
熊本市中央区水道町3-5 上通KビルB1F
料金(税込) 日時指定
前売り 2,000円 
当日券 2,300円
チケット
発売所
こりっちチケット
https://ticket.corich.jp/apply/376658/
お問合せ 劇団きらら
  096-346-3437
公演当日のお問合せ
  090-6424-1057(劇団制作)

特記事項

※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※公演が中止となる場合を除き、お客様のご事情によるチケットの払い戻しはいたしません。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
主催 劇団きらら
協力 ピクニック

きららのあゆみ

1995年 福岡「イムズ芝居95」 にて『OTO』が最優秀賞を受賞。定期公演の場を福岡にも広げる。
2002年 『眠らない瞬膜』にて初の東京公演を行なう。
2003年 東京・新宿タイニイアリス主催「アリスフェスティバル03」にて『キリンの眼』が最優秀賞である「アリス賞」を受賞。
2004年 中国・上海戯劇学院「小劇場国際演劇祭」に招聘される。『ほね屋』上演。
2005年 第1回熊本リージョナルシアター上演劇団に選出される。『ゲシュタルト』上演。
2010年 福岡市の小劇場のメッカ・ぽんプラザホール10周年記念「福岡・九州地域演劇祭」にて、飛ぶ劇場(福岡)・こふく劇場(宮崎)とともに九州を代表とする劇団として選出・招聘される。『劇団きららの「星の王子さま」』(再演)上演。 2014年 『踊り場の女』(2013年上演)が第14回AAF戯曲賞最終候補作にノミネートされる。 2015年 東京・劇団だるめしあん主催によるイントロデューシング公演に招聘される。東京・王子小劇場にて『ぼくの、おばさん』上演。
2015年 『ぼくの、おばさん』が平成27年度希望の大地の戯曲「北海道戯曲賞」優秀賞を受賞。 2015年佐藤佐吉賞(王子小劇場)の戯曲部門にて最優秀賞、作品・主演女優賞の各部門にて優秀賞を受賞。
2016年 『ガムガムファイター』が2016年佐藤佐吉賞(花まる学習会王子小劇場)の作品賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞の各部門にて優秀賞を受賞。
2017年 「はたらいたさるの話」が2017年佐藤佐吉賞(花まる学習会王子小劇場)の優秀助演女優賞を受賞。
2018年 「佐藤佐吉大演劇祭2018in北区」参加作品「プープーソング」が佐吉祭アワード観劇三昧賞・衝撃俳優賞を受賞。同作品が2018年佐藤佐吉賞(花まる学習会王子小劇場)の最優秀助演男優賞を受賞。
2019年 「気持ちいい穴の話」が「第60回熊本県芸術文化祭」奨励賞受賞。
2020年 演出で参加したRAWWORKS「素敵じゃないか」(作:たじま裕一)が「2020プレ世界女性公演芸術祭」(韓国・釜山)に招聘、公式サイトで動画配信される。 2020年 池田美樹が第43回信友社賞を受賞。

代表・池田美樹より

「周年事業」というものがなんとなくこっぱずかしくてずっと避けて来たのですが、ふっと40年という数字を鑑みたら「これ結構な長さだな…」と感じると同時に、いろんな人たちへの「ありがとう」がぶわっと噴き出して来ました。

拙い台本に向き合って共に作品を立ち上げてくれた出演者の人たち、裏方に無知だったわたしたちを叱咤激励して支えてくれたスタッフの先輩方、アンケート・お見送りのときのひとこと・SNSなどで疲れが吹き飛ぶような感想をくれた方々、厳しくも愛ある言葉をくれた方々。

どなたにどう感謝をお伝えしたがいいかわからないくらいなのですが、そんな感謝のふりかえりみたいな企画を考えてみました。

旗揚げ公演の「石炭伝説」の冒頭もご披露します。
20歳の池田美樹が考えていたことをご笑覧ください。
池田美樹

劇団きららの「星の王子さま」
2008年(初演)撮影:藤本 彦

撮影:藤本 彦
「ぼくの、おばさん」2014年

「70点ダイアリーズ」2019年
撮影:藤本 彦