渋谷のバルコ劇場の初日を見た。
　久しぶりに演劇が総合芸術だということを再認識した。脚本、演出、役者、舞台美術、照明、音響のバランスが素晴らしい。
　田中哲司演じるジョンは時間の経過とともに追い詰められていく。今回が初舞台という志田未来のキャロルは「あんな憎たらしい女学生になれるのか」と思わせる。それに各スタッフの力が加わりすごい舞台となっていた。
　舞台が終わり客の帰った後に初日乾杯があり、皆さんが少し話をしていたが、皆満足のいく舞台に仕上がったことを喜んでいました。
　簡単な物語ではない。セクハラ・パワハラなど色々な要素が入り込んだ物語。
これを総合芸術だと云ったのは、舞台セットがうまい塩梅で配置され、それに照明がうまく噛み合っていて、二人の演技をより効果的にしている。舞台セットと照明、音響効果の良さは見てのお楽しみとさせてください。
　この凄い舞台は見逃さないでくださいね。