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「母と惑星について、および自転する女たちの記録」
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 先日稽古場をのぞいてきました。 演出の栗山民也さんがセンターに座り、舞台セットは少し組まれていました。 女優たちは、動きを確認しながら台詞を喋っています。時に止めて直しを入れたり、まとめてそのシーンの終わりまでやったりしながら、シーン毎にページは進んでいきます。たまに栗山さんも舞台のそばに行き、動きや所作を演出していきます。
 脚本の蓬莱竜太さんは兵庫出身なので長崎弁はわからない。なので脚本の直しから担当した長崎生まれ長崎育、NBCラジオにも出演していた柄澤りつ子さんが稽古場にいて、方言チェックを楽しそうに見守っています。
 稽古始めが2月4日、私が伺ったのが11日でまだ一週間の時でした。女優の皆さんはこの短期間で違和感のない長崎弁をほぼ使いこなしています。 特に、キムラ緑子さんは、あの長崎の「思案橋横丁にあるバーのママさん」そのものでした。裏も表も何もかも表もわかっているようなママです。
 今日が2月19日ですから、女優の皆さんは、母親と娘たちとして舞台を進めているでしょう。3月5日の紀伊國屋が待ちどおしいですが、回を重ねて北九州芸術劇場での公演と大千秋楽の長崎公演は見逃せません。ご期待ください。